アテネやスパルタ、トロイなど、日本でも名前の知られているたくさんの国家が並んでいたギリシャ時代。そして、巨大な帝国が栄えて、中世ヨーロッパより文明が進んでいたとも言われているローマ時代。どちらの時代も、その歴史や文化はロマンあふれるものですよね。
今回はそんなギリシャ時代・ローマ時代を舞台にした映画を紹介します。当時の風景をリアルに再現した映像や雰囲気たっぷりのストーリーは必見です!
トロイ
有名な「トロイの木馬」の話を題材にした作品です。ブラッド・ピットやオーランド・ブルームといった人気キャストが並んで注目を集めました。
決して攻め落とされないと言われていたトロイと、そこに侵攻するスパルタをはじめとしたギリシャ諸国との戦いは、大勢の兵士たちが真正面からぶつかり合ってものすごい迫力です。戦争のきっかけが「トロイの王子がスパルタの王妃と恋に落ちて、王妃を自分の国に連れ去ってしまったから」というのもロマンがあふれますね。
300(スリーハンドレッド)
「スパルタ教育」の語源にもなったギリシャの強国スパルタを描く歴史戦争大作です。たった300人の軍勢で100万のペルシア軍に立ち向かったスパルタの兵士たちの、壮絶な戦いがド迫力の映像で描かれます。
とにかくひたすら激しい戦いが続くこの作品。まるで古代の絵画を見ているような戦闘シーンは、思わず見入ってしまうかっこよさです。レオニダス王をはじめとしたスパルタ兵たちの、鍛え上げられた肉体美にも注目です。
ベン・ハー
過酷な運命にさらされながらもローマ時代をたくましく生き抜いた青年ベン・ハーを描いた作品です。1959年製作と古い作品ながら、大規模なセットやエキストラを動員した映像は、今も色あせないインパクトがあります。
また、ベン・ハーの生き様の背景で描かれる、イエス・キリスト誕生の物語にも注目です。
アカデミー賞11部門受賞と、歴代最多の受賞記録を持つ作品でもあります。
グラディエーター
ローマの歴史的な建物コロッセウム(闘技場)での戦いを描いたアクション大作です。ローマの将軍から一転して、奴隷剣闘士となってしまった主人公マキシマスの戦いの日々が描かれます。
歴史の授業などで誰もが一度は観たことのあるコロッセウム。それがCGでリアルに再現されて、そこで壮絶な戦いがくり広げられる様子は必見です。
テルマエ・ロマエ
まるでローマ人のように「顔が濃い」ということで阿部寛が主演に抜擢された、異色の歴史コメディ大作です。現代日本にタイムスリップした古代ローマ人設計技師のルシウスが、日本の「お風呂」にヒントを得て公衆浴場を発展させていく様が描かれます。
本物の外国人エキストラが並ぶ中、阿部寛や市村正親、北村一輝といった顔が濃い日本人俳優たちがローマ人役を演じる様子は、シュールで思わず笑ってしまいます。そんなキャスティングとは裏腹に、ローマ帝国の映像はハリウッド作品にも負けない壮大さです。
まとめ
いかがでしたか?
古代の世界観や雰囲気をリアルに再現した歴史映画は、迫力があるだけでなく、ロマンがあって見入ってしまいます。
今回紹介した映画は、歴史をよく知らなくても楽しめるエンタメ色の強い作品ばかりなので、ぜひ一度観てみてくださいね。