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概要
9.11以降アメリカ初の報復として行われた対テロ作戦の実話を基にした作品。今まで機密扱いされてた作戦を「ブラック・ホークダウン」でテロ戦争をリアルに撮ったジェリー・ブラッカイマーが監督を務め、主演には「アベンジャーズ」シリーズでお馴染みのクリス・ヘムズワース。鑑賞した元アメリカ軍の隊員達もリアルと感じた戦闘シーンが高い評価を受け、かつ12人対5万人という数の差を騎乗戦で乗り切った設定から注目を集める作品。
ストーリー
2001年9月11日、アメリカ同時多発テロが勃発。休職中の米軍大尉のミッチ・ネルソンは、報復のため仲間らとアフガニスタンに出征し、事件を主導したテロ組織タリバンの拠点マザーリシャリーフの奪還作戦を実行する。しかし、現地の友軍である反タリバン勢力を率いるドスダム将軍からネルソンは信頼をなかなか置いてもらえず苦悩する。しかも険しい山中の移動は馬を使うといわれ、6頭の馬を渡される。騎乗が皆無の隊員たちに、半数しか乗れないことから、隊員は2つに分かれる。ネルソン率いるAチームは将軍の兵士達と、米空軍の空爆支援で戦闘を行い、地上戦にも参加しようとするが、ドスダムにネルソンらは待機を命じられる。しかし、敵方の戦車によってドスダム側が劣勢となると、ネルソンはドスダムの命令を無視して援護に向かう。最終的に撃退するが、ネルソンはドスダムに情報を秘匿されていることに気づき、説得した結果、別動隊にタリバンの補給路を絶たせる作戦に向かわせる。一方、待機していたBチームも馬を獲得して補給物資とともに合流し、12人はタリバンに奇襲作戦を実行しようとする。しかし、将軍と敵対していた別の軍閥を米軍の別動隊が支援していることを知ったドスダムはネルソンと決別する。ネルソンはドスダムの残兵と12人のみで奇襲作戦を決行することとなったのだが、、、、、、、、、
感想
今回の作戦は報復作戦とされてますが、そのような理由で出征できたことにまず驚いた一方、米軍の愛国心の強さを感じました。今回の映画では戦闘シーン以外に現地で米軍が困る様子がうかがえました。例えば、現地人との意思疎通や補給物資の盗難など、現地で起こっている戦闘以外の面が浮き彫りになりとても興味深かったです。注目の騎乗による戦闘シーンですが、移動しながら敵を正確に射撃することはかなり難しいながらの隊員たちがタリバンの隊員のように乱発するのではなく、1発1発を正確に撃っていたところが印象的でした。乗馬での戦闘が醍醐味ですが、それ以外にも隊員たちの動機や戦闘以外の苦難など普段の戦争映画にはない要素が盛り込まれており、様々な発見のあった作品でした。