2016年に公開されたケビン・コスナー主演の「クリミナル 2人の記憶を持つおとこ」という映画をご存知でしょうか?
あまり話題に挙がらなかったので、もしかすると知らないという方も多いかもしれません。
実はこの映画、出演している俳優さんが豪華なんです。
ケビン・コスナー、ライアン・レイノルズ、ゲーリー・オールドマン、トミー・リー・ジョーンズ、ガル・ガドットと。
みんな映画で主役になれる俳優さんばかりです。そんな豪華キャストが集まったのが「クリミナル 2人の記憶を持つ男」という映画です。
驚くのは俳優だけでなく、ストーリーにもビックリさせられます。
冷静に考えるとちょっと怖いんですが。
CIAの捜査官がミッション中に殺されてしまいます。その捜査官はミサイルをハッキングしたハッカーをかくまっていました。
しかもかくまった場所は殺された捜査官しか知りません。
そのためCIAは死んだ彼の記憶を別の人に移して、居場所を知ろうとするのです。
すごい物語ですよね。
そしてこの記憶を移されたのがケビン・コスナー演じるジェリコです。
なぜ彼が選ばれたのかというと、彼は脳に傷を負っていて感情がなかったのです。そのため記憶を移す対象者として選ばれたのですが、感情がない彼は犯罪者で現在刑務所で服役中です。しかも何度も逮捕されています。
そんな犯罪者にCIAの捜査官の記憶を移そうとするところから話は始まります。
主役のケビン・コスナーがこの犯罪者の気持ちを凄くうまく出していて、今までの作品で見たことないケビン・コスナーを見ることができます。
脳の手術に怯える姿や、犯罪者としての怖さや、感情を知った辛さなどをとても丁寧に演じているので、その時の感情が強く伝わってきます。
特に捜査官の奥さんや子供に会いに行った時は、それまで凶悪犯に見えていた怖さはなく、捜査官の記憶を知る切なさがとても伝わってきました。
ストーリーだけ考えると結構怖い話だなと思ってしまいます。
人の人生を勝手に変えているし、旦那やお父さんが死んだと思っていたのに、姿は違うけどその思い出を持った人が現れるなんて。。。
だけどそこに焦点がいかないように、CIAからもテロリストからも追われるジェリコの緊張感を描いていました。
最後までどうなるか分からない展開がドキドキしたし、1番最後は続編ができてもおかしくないセリフだったので、つい期待しちゃいます。