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端正な顔立ちが似合っていた「ロック・ユー!」レビュー

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ヒース・レジャーといえば「恋のからさわぎ」や「ダークナイト」で有名ですが、彼の美しい顔立ちに合っていたのが中世の騎士を演じた「ロック・ユー」ではないかと思っています。

美しさが描かれていた今は亡きヒース・レジャーの「ロック・ユー!」についてご紹介します。

14世紀のヨーロッパが舞台となっている「ロック・ユー!」はまずはフランスから始まります。

実はこの映画は色んな土地で大会があるので、ヨーロッパを転々とします。

この時代貴族と平民という差別が大きな時代です。

しかしそんな中、貴族も平民も盛り上がる大会がありました。それは馬上槍試合というものでした。

どんな試合かというとお互いが馬に乗って向かい合い、走り寄ってきて槍で突き合うという試合です。突いた場所や落馬するかどうかでポイントが付き勝敗が決まるというゲームです。

この試合は死ぬ人も出るくらい激しい試合です。

他の中世の映画やドラマでもこの試合を見たこともあるので、実際に行われていた試合なんです。

「ロック・ユー」ではこの試合のシーンが迫力あるシーンに描かれていて圧巻です。馬が走り寄ってくる迫力にスローで映し出される馬や騎士が試合の緊張感を生み出します。

騎士は兜をつけているので顔は見えず目だけが映るのですが、その目だけで騎士の真剣さや力強さが伝わってきてドキドキしちゃいます。

また騎士がつけている兜や鎧は各騎士によって違うので中世の時代が好きな方にも見逃せない作品です。

そしてやはりなんといってもかっこいいヒース・レジャーの鎧をつけた美しい姿が見れることがこの作品の魅力です。

ヒース・レジャーの顔は中世の時代にあっているので鎧姿が様になっていて本当にカッコいいです。

もうこの世に彼がいないのが本当に残念でなりません。

物語はサクセスストーリでわかりやすく楽しい内容になっています。歴史作品でもありますが、歴史の重さはなく、ダンスシーンやお茶目なやりとりなども描かれているので現代の作品を見ている感じがするかもしれません。

作品を明るくしているのがヒース・レジャー演じるウィリアムと一緒にいる仲間です。

4人とも重要な役割があるのです。

映画の中でもその役割がきちんと描かれていてどの人物も必要な存在です。

その仲間の1人ジェフリー・チョーサー。彼は実は実在するイギリスの詩人です。

もちろん「ロック・ユー!」はフィクションですが、実在する人物を登場させるという遊び心もある作品なんです。

チョーサーの一生や作品を知っている人なら彼の言うセリフが、あの作品につながるのねと分かって面白いかもしれませんね。

馬上槍試合の迫力あるシーン、中世の美しさ、ヒース・レジャーのかっこよさ、ストーリーも面白さなど多くの楽しめる要素がある作品になっています。

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