あらすじ
ジョン(ブラッド=ピット)とジェーン(アンジェリーナ=ジョリー)は誰もがうらやむ理想の夫婦。だが二人には結婚してから5,6年経ってもお互いに明かせていない秘密があった。それが自分たちの職業。彼らはお互いに自分の本職が何なのかを明かしていなかったのだが、あるできごとをきっかけにお互いの立場に気づいてしまう。違う組織に属する暗殺者としてこれまで暗躍してきた二人はやがてお互いを暗殺するよう仕組まれる。生き残るのはどちらか。二人の夫婦としての絆の修復は不可能なのか。最後まで手に汗握るストーリーとなっている。
キャスト
ジョン=スミス…ブラッド=ピット
ジェーン=スミス…アンジェリーナ=ジョリー
みどころ
本作の最大の魅力はその爽快さにあると思います。思いつく限りの派手な演出が印象的な人も多いのではないでしょうか。今でこそ走行車を爆発させたり、高層ビルから地上へと飛び降りたり、町中で銃をぶっ放したり…というのはごく普通の「ド派手アクション」とみなされがちですが、今から10年前にもこうした作品があったことが、少なからず今日の映画の中で用いられる「ド派手アクション」の表現の仕方にも影響を与えているとは考えられないでしょうか?
作品内のみどころはその配役にもあります。アンジェリーナ=ジョリーが演じるMrsスミスなんかは特に当てはまっていたような気がしますし、脚本も彼女の個性を生かして書かれたものなのではないかと思わされるほどぴったりだったように思います。
それから、映画の冒頭と最後に一回ずつ二人がカウンセラーを受けるシーンがありますが、この時の二人の様子もなかなか興味深いと思いましたね。特に、一回目の時のカウンセラーのシーンは今日の多くのカップルの様子を表しているような気がして、筆者は非常に気になりました。この映画自体は最後までド派手な爽快アクションとして走り抜けることが目的で製作されたのかもしれませんが、あえて何かしらの意味を持たせるとしたら、今日のカップルの間における「お互いのことをどれくらい分かりあえていますか?」という一つの問題を露呈していると言えるのではないでしょうか?また「お互いのことを理解するためには壮絶な戦いが必要なんですよ」という揶揄が含まれているような気もしましたが、どうでしょうか?もちろんただの深読みだと思いますが(笑)
何にしろ、今回はちょっと懐かしい、だけどスカッとすること間違いなし!のド派手アクションバトル「Mr.&Mrs.スミス」の映画レビューをさせていただきました。まだチェックしていない方は要チェックです。
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