2018.10.13公開『アンダー・ザ・シルバーレイク』短評

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評価【村松健太郎】

UnderTheSilverLake

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全米で4館から1600館の超拡大公開(『カメラを止めるな』の10倍!!)を実現させた『イット・フォローズ』のデヴィッド・ロバート・ミッチェル監督の待望の最新作。

ロサンジェルズ・ハリウッドのシルバーレイク地区にまつわる裏と表の物語を新旧様々なポップカルチャーからの引用をたっぷりと取り込んで描く。

主演はアンドリュー・ガーフィールド、共演にエルヴィス・プレスリーの孫娘ライリー・キーオ。

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ストーリー

ロサンジェルズ・ハリウッドのシルバーレイクで暮らすサムは、家賃にも事欠くようなどん底の生活を送っている。

かといって何かの仕事をしていたり、探しているわけでなく、ただただ自分の今の状況に愚痴って過ごしている。

そんな、ある夜同じアパートのサラといい雰囲気になったサムはキスを交わす。ところがそこで、ルームメイトが帰ってきてその夜はお開きとなってしまう。

明日、また訪ねてきてといわれたサムは翌日部屋にいくと、部屋はもぬけの殻となっていた。そして謎のマークだけが残されていた。

一方、世間では大物映画プロデューサーのセヴンスが行方不明だというニュースが賑わしていた。

サラの行方を追っていたサムはニュースでセヴンスの死を知る、そこには3人の女性の遺体が残っていて、サラと同じ帽子が証拠品として残っていた。

サラとセヴンスの関係を追っていく中で人気バンド“イエスとドラキュラの花嫁たち”や同人作家と出会い、多くの暗号と陰謀に憑りつかれていく。

シルバーレイクにまつわる光と闇、幻想の正体とは…。

都市伝説の映像化

この映画は都市伝説の映像化作品。といっても特定の都市伝説を映像化したのではなく、世間一般でいうところの“都市伝説”というモノを映像化したと言っていいだろう。

膨大な隠喩・暗喩、引用に溢れ140分の長尺も全く気にならない作品となっている。

デヴィッド・リンチの『マルホランド・ドライブ』に続く幻想譚、ダークな『ラ・ラ・ランド』というべきニューカルト映画が誕生した。

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Kentaro-Muramatsu

kentaro-muramatsu

村松健太郎 脳梗塞と付き合いも10年以上となった映画文筆家。横浜出身。02年ニューシネマワークショップ(NCW)にて映画ビジネスを学び、同年よりチネチッタ㈱に入社し翌春より06年まで番組編成部門のアシスタント。07年から11年までにTOHOシネマズ㈱に勤務。沖縄国際映画祭、東京国際映画祭、PFFぴあフィルムフェスティバル、日本アカデミー賞の民間参加枠で審査員・選考員として参加。現在NCW配給部にて同制作部作品の配給・宣伝、に携わる一方で、個人でも各種記事の執筆、トークショーなどの活動も、。

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