ソ連時代の代表的な映画監督・セルゲイ=エイゼンシュテインを紹介!2

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【山本昴】

ソ連の街並み

quinntheislander / Pixabay

こんにちは!

三度の飯と睡眠よりも映画の方が好きなやまもとです。

今回は私の大好きなソ連映画の監督・セルゲイ=エイゼンシュテインの作品についてご紹介させていただきます!

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・「ストライキ」(1924)

おすすめ度★★★★★

内容は簡単に言うと、とある大工場での労働者たちがストライキをする、というものですが初めて見た時は鳥肌が立ちました。この時代にここまでのクオリティのものが作れるのか、と何回見ても驚愕します。

技術的な観点から言えば、「モンタージュ理論」や「線的な動き」といった彼の思想の原点がここで表れています。

また初監督作品ですが、シナリオがよく組み立てられており、モノクロのサイレント映画ですが、緊迫した様子が映像だけで伝わってくるので最後まで目が離せません。字幕は少ないですが、それは裏を返せばわざわざ多く語らなくても、映像のみでストーリーや登場人物たちの感情が容易に理解できるからだと思いました。
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・「戦艦ポチョムキン」(1925)

おすすめ度★★★★★

おそらく日本の中では彼のもっとも有名な作品だと思います。内容は日露戦争期の当時ソ連だったロシアで起こった第一革命中に、戦艦で働いていた水兵たちの反乱と、それを発端に一般人までも巻き込んだ惨事についてですが、こちらも「ストライキ」のように最初から最後まで手に汗を握るストーリー展開となっています。

この作品の中で彼の「モンタージュ理論」が確立されたと言われており、その象徴が爆発のあとの石像の獅子が眠りから覚め、咆哮するシーンです。ちなみにこのシーン、「悲惨さに対して、石も黙ってはいない」という聖書からの引用の表れではないか、とされる宗教的にも意味のあるシーンでもあります。

「戦艦ポチョムキン」の中でエイゼンシュテインは、いかにこの戦争が凄惨なものだったのか、ということを強調するために時に残酷なまでの描写を試みています。こちらもサイレントでモノクロなのですが、その映像の迫力から字幕に頼らずともストーリーが理解でき、むしろ音声なんていらないとすら思ってしまうほどです。
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・「アレクサンドル=ネフスキー」(1938)

おすすめ度★★★★☆

内容はロシアを侵略しにきたドイツ騎士団を撃退した英雄、アレクサンドル=ネフスキーの物語です。この映画の中ではもう音声も導入されており、見どころとしてはエイゼンシュテインがこだわる「線的な動き」(直線上に登場人物たちが動いて行く)がかなりいろんな場面で提示されていながらも、それに違和感を覚えずむしろ必要な演出であるとすら思わされる彼の更にレベルアップした表現技法と、シリアスな内容の映画であるはずなのに、ちょこちょこコメディ要素があるところにくすっときてしまうところです。

エイゼンシュテイン自身、チャーリー=チャップリンと非常に仲が良かったらしく、そこからも彼が何かしらコメディに対して肯定的であり、影響を受けていることもこの映画を通じてわかるかと思います。

また、ロシアの有名な画家スリコフが描いた「大貴族夫人モロゾワ」の絵画をパロディ化したようなシーンもラストには見られるので、映画を楽しみながらもロシアの別分野の芸術をも楽しめる構成となっています。

いかがでしたか?

今回はエイゼンシュテイン監督の作品についてご紹介させていただきました。

今回は触れられなかった他の作品もどれもが非常に興味深く、面白いと思うので是非是非観てみてくださいね!

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山本昴

やまもとです。大学生です。基本プラス志向なので悪いことは言いません。 自分を表す一言は「経験のコレクター」です。

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