スティーブン・キング映画化最新作『ダークタワー』レビュー

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評価【村松健太郎】

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50年近いキャリアを誇り常にアメリカ出版界のトップを走り続けるベストセラー作家スティーヴン・キングのライフワーク的な超長編シリーズを映像化。『IT』を筆頭に数多くの人気作品のエッセンスも多く込められている。

世界の全てをつなぎ留めている暗黒の塔“ダークタワー”をめぐる二人の男の戦いを描く。

最後のガンスリンガー(拳銃使い)ローランドに『パシフィック・リム』のイドリス・エルバ。タワーの崩壊を目指すウォルターに『インター・ステラー』のオスカー俳優マシュー・マコノヒー。そして二人の戦いの歴史を予見する少年ジェイクにトム・タイラーが抜擢された。ウォルターの部下セイヤーに個性派ジャッキー・アール・ヘイリー。

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〈ストーリー〉

存在するすべての世界をつなぎ留める宇宙の中心にそびえたつ暗黒の塔ダークタワー。

それを崩壊させようとする黒衣の男ウォルターとその策謀を防ぎタワーを守ろうとする拳銃使いガンスリンガーのローランドとの熾烈な戦い。その戦いを夢に見て絵に残している少年ジェイク。ジェイクの誇大妄想を不安視した家族が呼んだカウンセラーはウォルターの手先だった。さらにタワーへの攻撃の影響からジェイクの住むNYでは地震が多発していた。ジェイクの能力を悪用すればタワーを崩壊させることできると確信したウォルターは自身の部下をジェイクの世界に送る。

世界と世界を繋ぐゲートくぐりぬけ、何とか逃げ切ったジェイクの目の前には夢に見ていたガンスリンガーのローランドと出会う。

かつては多くいたガンスリンガーだったが、人の心を操るウォルターによって全滅させられ、唯一生き残ったのがローランドだった。

一人だけとなったローランドはガンスリンガーとしてタワーを守ることを半ばあきらめていてウォルターへ復讐だけを目指していた。

そんな荒んだ心にとらわれたローランドの姿を見てジェイクはガンスリンガーとしての誇りを取り戻してタワー崩壊の危機に立ち向かうように奮い立たせる。

しかしウォルターにジェイクが囚われ、タワー崩壊へのカウントダウンが始まる。

●一体何本あるのか?何本見たのか?スティーヴン・キング原作映画

長いキャリアでさらに一線級、さらに多作ということでその映像化作品は50作品近く。タイトルだけを継承した作品で言えば無数に広がる。

最近でも『ITそれが見えたら終わり』が日米でヒットしたことの記憶も新しい。

それだけ作品が多いもので“石が多めの玉石混合”なのが現実。

もちろん『スタンド・バイ・ミー』『ショーシャンクの空に』『グリーン・マイル』などなど不朽の名作と呼ばれる作品から『キャリー』『シャイニング』『ミザリー』『ミスト』などなどホラー映画の傑作と呼ばれる作品まである。中にはキング自身が監督したり、プロデューサーを買って出たりする作品もある。中には日本では劇場公開されていない映画もあったりするのでコンプリートしている猛者は日本では数えるほどしかいないのではと思われる。

ただ、世界の隅々を見てもこんな作家はいないだろうし、今後も現れることもないだろう。

ケネディ暗殺を扱った『11/22/63』もドラマ化されるなど映像化企画は続く、次はいったいどの作品がどの監督、俳優で映画化されるのか?

コンパクトにまとめられているものの、膨大な原作を考えるとドラマのミニシリーズのほうが向いていたかも。


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Kentaro-Muramatsu

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村松健太郎 脳梗塞と付き合いも10年以上となった映画文筆家。横浜出身。02年ニューシネマワークショップ(NCW)にて映画ビジネスを学び、同年よりチネチッタ㈱に入社し翌春より06年まで番組編成部門のアシスタント。07年から11年までにTOHOシネマズ㈱に勤務。沖縄国際映画祭、東京国際映画祭、PFFぴあフィルムフェスティバル、日本アカデミー賞の民間参加枠で審査員・選考員として参加。現在NCW配給部にて同制作部作品の配給・宣伝、に携わる一方で、個人でも各種記事の執筆、トークショーなどの活動も、。

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